劇場版 魔法少女まどか☆マギカ あらすじと評価

madoka

あらすじ

見滝原(みたきはら)中学校に、暁美(あけみ)ほむらという転校生がやってきます。鹿目(かなめ)まどかは、なぜか自分に親しげに接するほむらにちょっと戸惑います。

放課後、まどかと親友の美樹さやかは、ウサギに似た不思議な生物キュゥべえを助けようとして謎の魔物に襲われます。そこに、中学の先輩である巴(ともえ)マミが現れ2人を助けてくれました。マミは実は魔法少女と呼ばれる存在だったのです。

エネルギー源を求めて宇宙からやってきた地球外生命体キュウべえは、まどかとさやかに魔法少女になるよう誘います。しかし、ほむらがそれを阻止します。彼女もまた、キュゥべえに誘われて魔法少女になった1人だったのです。

迷う2人の前にもう1人の魔法少女、佐倉杏子が現れました。さやかと杏子は反発し、争いが起こります。まどかはいつしか、魔女との戦いから逃れられなくなっていました。そして魔法少女たちと、最強の魔女「ワルプルギスの夜」との戦いのときが近づいていました。

時を超えて戦い続ける、魔法少女の悲しい運命を描いた傑作

2011年からテレビアニメとして放送され、映画版は3部作として、2012年に『[前編] 始まりの物語』と『[後編] 永遠の物語』、2013年に『[新編] 叛逆の物語』が公開されました。

[前編]と[後編]はテレビアニメ版の総集編的な位置づけ、[新編]は新しいストーリーで、新たな魔法少女が登場します。

かわいい魔法少女たちが登場するので、『プリキュア』的なイメージで受け止めている方もいるかもしれませんが、全く違います。キュートな女の子たちのタフでハードなバトルが見る者の心に深く刺さる、骨太な物語なのです。

魔法少女たちと敵対する魔女や使い魔と呼ばれるものたちも、いわゆる「魔女」のイメージとはかけ離れた、オリジナリティ溢れるデザインでとても魅力的です。『魔法少女まどか☆マギカ』はそもそもオリジナルの脚本をもとに作られているので、ストーリーも固定概念にとらわれない、想像を裏切る展開が楽しめます。

物語の軸となるほむらとまどかの関係は、とても不思議です。因果という不思議な概念により、ほむらが望めば望むほど、まどかの運命はほむらが意図しない方向へ傾いていってしまうという皮肉さ。けれどそうせずにはいられない、ほむらのまどかへの想いがあります。逃れることのできない運命に取り込まれてしまった少女は、苦しみ、もがき続けます。そして、あらゆるものを包み込む大きな存在が生まれ、何か宗教的な意味すら感じる、神秘的なラストへと向かって物語は進んでいきます。

かわいらしいキャラクターでカモフラージュされた、ダークなファンタジー。必見です。

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