シャイニング あらすじと評価

TheShining

あらすじ

コロラド州の雪深い山の上に、冬場は閉鎖されてしまう古いホテルがありました。冬場のホテルの管理人として、小説家志望の元教師ジャックが雇われます。

妻と息子のダニーを連れてホテルにやって来たジャックは、早速小説の執筆に取りかかりました。

この古いホテルには、実は霊が棲みついていました。かつてアルコール依存症であり、妻と息子に暴力をふるった過去を持つ心の弱いジャックは、邪悪な霊の格好の餌食でした。

ダニーも度々心霊現象を目撃しますが、霊に取りつかれることはありません。ダニーは、シャイニング(輝き)と呼ばれる能力の持ち主でした。いち早くホテルの異変に気づいたダニーはホテルを出ようと再三訴えますが、ジャックは聞き入れません。

そして、ジャックはじわじわと狂気に陥っていくのでした。

巨匠たちが手掛けた、いずれ劣らぬ二つの『シャイニング』

映画界の巨匠スタンリー・キューブリックが監督した『シャイニング』(1980年公開)、モダンホラーの巨匠スティーブン・キングの小説を映画化したこの作品は、ホラー映画の傑作として公開当初から高い評価を得てきました。35年が過ぎた今でも全く古びていないし、何度見てもぞくぞくするような得体の知れない恐怖を感じます。

一方、スティーブン・キングが自ら監督を務めた、テレビ版『シャイニング』(1997年)が存在します。こちらは4時間にも及ぶ長編で、3回に分けて放送されました。ジャックが少しずつ神経を病んでいく過程を丁寧に描き、それを目の当たりにしながらも父親を愛する息子と、その並外れた能力シャイニングについてもわかりやすく描かれています。ホラー作品ではあるのですが、家族で楽しめるヒューマンドラマとなっています。

『シャイニング』と言えば、スタンリー・キューブリックのホラー映画を指すのが一般的ですが、実際には『Stanley Kubrick’s The Shining』と『Stephen King’s The Shining』の2作品があるわけです。同じ原作を元に、ホラー部分に焦点を当てた作品と、人間愛に焦点を当てた作品が誕生しました。それぞれが傑作で、比較することには全く意味がありません。

リメイクとか、最近ではリブート呼ばれる、同じ原作をもう一度映画化することはよくあることですが、ここまで違った作品が出来上がることが珍しいように思います。全く同じように作ってあったり、ラストの解釈が少しだけ違うとか、登場人物や物語の設定が違う場合が多いのですが、残念ながら、それぞれが傑作と呼ばれることはまれです。

同じ原作を設定をあまり変えずに、違った部分に焦点を当てて描いた作品というのは、なかなか興味深いものがあります。絶対両方見たくなるし、ある意味お得な作り方なのではないかなと思います。

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