シックス・センス あらすじと評価

sixsense

あらすじ

精神科医のマルコム(ブルース・ウィリス)は、愛する妻と二人暮らし。

真摯に仕事に取り組むマルコムでしたが、担当する患者の1人に恨まれて銃で撃たれ、心と体に深い傷を負います。

一方、8歳のコール・シアー(ハーレイ・ジョエル・オスメント)は、悩みを抱え心を閉ざしていました。霊が見えてしまうのです。誰もコール少年の言葉を信じず、1人苦しんでいました。

マルコムはかつて救えなかった患者とよく似たコールを、自分の手で救いたいと考えます。少年は徐々にマルコムに心を開き、やがて、成仏できない魂を救うのが自分の役目だということを理解します。

そして、物語の始めから隠されていた重大な秘密が明らかになるのです。

シャマラン監督の出世作。史上最高のどんでん返し『シックス・センス』

霊的な現象を扱った映画は数多く存在しますが、その中でも、『シックス・センス』はホラー映画としては驚異的な大ヒットを記録しました。

「まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい」という前置きから始まり、秘密がバレないように計算しつくされたエピソード、丁寧に丁寧に作られた場面の数々に、観客はすっかり勘違いしたまま物語はどんどん進んでいきます。

そして衝撃のラスト!あまりの驚きに、もう一度見ようとリピーターが続出したというのも頷けます。本当に、驚くほどよくできた作品なのです。

そして、この映画の一番の魅力は、物語のメインテーマである人間の存在意義、そして癒しという部分にあります。

ホラーや驚きの要素は、実は主要なテーマではないのです。なぜ自分にだけ霊が見えるのか、自分は不気味な存在なのかと悩み続けていたコール少年は、自分に与えられた役割を理解することで自分自身と人生を肯定的に受け止められるようになります。他の人には理解してもらえない苦しみ、自分が人と違っているのではないかという不安、それはかたちは違っていても、多くの人に共通する普遍的な感情の一つではないでしょうか。

だからこそ、この映画は多くの共感を持って受け入れられたのではないかと思います。

マルコムによって、コール少年は苦しみから開放されます。そのことは、少年と母親との関係を修復し、さらには、自身の母親(もっと前に亡くなっているコールの祖母)との関係に苦しんでいた母親の心をも癒します。

またマルコムも、妻との関係が冷え切ってしまっていたことの意味を知り、物語の最後に自分自身の呪縛から解放されます。たくさんの人が、それぞれの苦しみから解放され、癒しを得る。『シックス・センス』は、実はそういう映画なのです。

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