素晴らしき哉、人生! あらすじと評価

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あらすじ

小さな田舎町に暮らすジョージ・ベイリー(ジェームズ・ステュアート)は、明るく元気な少年。貧しい人たちに住宅購入資金を低金利で貸す仕事をする父は、ジョージの誇りでもありました。

ジョージはアルバイトでお金を貯め、大学で学び、いつか広い世界へ飛び出すことを夢見ていましたが、急死した父の跡を継ぐためにすべてあきらめます。

大恐慌、戦争、時代の大きな流れの中で、ジョージは必死に低金利住宅ローンを人々に提供し続けます。しかし、最大のピンチにジョージはついに力尽き、自殺を決意するのです。するとそこに、彼を救う天使が現れます。そして最後に、驚くような出来事がジョージを待っていたのでした。

 

アカデミー監督賞を3回受賞した名監督の偉業を後世に伝える不朽の名作

『素晴らしき哉、人生!』が公開されたのは1946年のことです。

フランク・キャプラは、長い下積みを経て映画監督となり、アカデミー監督賞を3回も受賞、4年に渡ってアカデミー協会の会長を務めました。キャプラが満を持して世に送り出したこの作品は、第二次世界大戦後のアメリカ経済が絶好調の時代、人々にまったく受け入れられませんでした。自信を失ったキャプラはほどなくして映画界を去ります。

そして時代が変わり、テレビで放映されたこの映画はアメリカ中の家庭で非常に好意的に受け入れられました。アメリカ映画のベスト10に何度もランクイン、多くの人に親しまれ、今でも毎年冬になるとテレビで放映されるのだそうです。

苦しみながらも誠実に生き、最後にはハッピーエンドが待っているという物語の魅力。そして、たくさんのお金や社会的な成功よりも、誰かを幸せにできる人生の何と素晴らしいことか。生きるって素晴らしい!この映画を見ると、本当にそんな気持ちになれるのです。70年という長い間愛され続けている、本当に素敵な映画です。辛く苦しいとき、虚しさを感じたとき、ぜひ素直な気持ちで見てほしい映画です。

豊かな人生をおくるジョージを、大富豪で心の貧しいポッター(ライオネル・バリモア)は心の底から憎み、ことごとく邪魔をします。ジョージが自殺したくなるほどの一撃を与えたことに大満足し、いつものように孤独なクリスマスを過ごすのです。物語の中で、嫌がらせや卑怯なことをしても、ポッターは特に罰を受けることもなければバチが当たることもありません。

けれどポッターは、何よりも辛い罰をちゃんと受けていました。それは、誰も彼を愛さないということです。ポッターのもとに天使が現れることは決してないでしょう。

バリモア家は有名な俳優一家で、『E.T.』や『チャーリーズ・エンジェル』で有名なドリュー・バリモアは、ライオネルの弟の孫にあたります。

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