サスペリア あらすじと評価

あらすじ

バレエ学院に入学するため、アメリカからドイツにやって来たスージー。夜遅くタクシーで学院に辿り着くと、目の前に怯えた様子の学生が飛び出して来ました。

学生は謎の言葉を残して走り去り、そして、スージーはなぜか学院の入口で追い返されてしまいます。逃げ出した学生はその晩、助けを求めて逃げ込んだ友達の家で何者かに殺されてしまいますが、スージーはそのことを知りません。

翌日スージーは再び学院を訪れ、ようやくバレエのレッスンが始まりました。しかし、度々不気味な事件が起こり、学生たちは不安でたまりません。ある晩友達のサラが姿を消し、スージーはついに、学院の秘密を探り始めます。そして、バレエ学院の本当の姿を知ってしまうのです。

キャッチコピーは、「決して、ひとりでは見ないでください」

1977年公開のイタリア映画。監督はダリオ・アルジェント、ひたすらホラー映画を撮り続けるホラー界の巨匠です。

20年ぐらい前に『サスペリア』を初めて見たときの恐怖感は、今でもよく覚えています。なにしろ、雰囲気がすごく恐い!

雨の降る暗い夜、無表情なタクシードライバー、不気味な建物、怯えて泣き叫ぶ若い女性。最初のシーンだけで、何か起きそうなやばい感じがありありと漂ってきます。そして、そのおどろおどろしい雰囲気が最後までずーっと続くのです。そこまで追及している映画はそんなにありません。

この映画の特徴は、血が飛び散るとかすごく怖そうな人が追いかけてくるとか直接的な表現を使わず、じわじわくる怖さ、見る人の心に訴えかけてくる怖さを追求している点にあります。

殺人シーンも独特でオリジナリティがあり、派手というかゴージャスというか、大げさというか…。特に、サラが怪しげな罠にはまっていくシーンは秀逸です。あれは一体何だったのか、今でも思い出すとゾッとします。ホラーを追及する、ダリオ・アルジェント監督ならではの表現力に感服しました。

『サスペリア2(英語のタイトルはDeep Red)』は、日本での公開時にこのようなタイトルをつけられてしまっただけで、実は続編ではありません。

ジェニファー・コネリー主演のヒット作『フェノミナ』と、『サスペリア・テルザ 最後の魔女』が続編の位置づけとなっていて、合わせて魔女3部作と呼ばれています。

公開当時タクシーの窓に怪しい顔が映り込むシーンが物議をかもし、私も本気で信じていました。ダリオ・アルジェント監督の演出だったようですが、本当に怖かった…。決して、ひとりでは見たくない映画です。

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